こういった疑問にお答えします。
結論からいうと、セルフイメージをまず変えましょう。
目次
セルフイメージとは?
自己啓発本によく書いてあるワードなので、ご存知の方も多いと思いますが、セルフイメージとは、自分が自分のことをどう思っているかということです。
たとえば、
「自分は人見知りだ」
「自分は仕事ができない」
「自分頭が悪い」
「自分は人前で話すのが苦手」
などのような自分に対する思い込みのことをセルフイメージといいます。
有名な自己啓発本を読むと、自分がこういう人間だと思えば、その通りの人間になると書いています。
要するに、今の自分というのは、これまでの人生で「自分は◯◯のような人間である」と思い込んできた結果できた自分というわけです。
セルフイメージの形成は、周りの人の影響がとても大きいです。
ミラーニューロン
ミラーニューロンってご存知ですか?
そもそも僕たち人間というのは、環境にはどうしても勝てない生き物なんですね。
絶対に環境に影響されてしまう弱い生き物なんです。 今のあなたは色々な人の影響を受けてきたあなたなんですね。
って思っている人もいると思いますが、自分が思っている以上に周りの人の影響を受けているんですよね。
実は、脳の神経細胞である「ミラーニューロン」が関係しているのです。
ミラーニューロンとは、イタリアのパルマ大学の先生が発見した神経細胞のことです。
簡単に言うと、僕たち人間は無意識に周囲の思考や行動、習慣が感染するという神経細胞のことです。
恐ろしいですよね。笑
特に、両親や友達などの影響を無意識に受け、
・こうあるべき自分
・こうしなくてはいけないという自分
というセルフイメージが形成されてきました。
過去の自分は今の自分ではない
ただ、考えて欲しいのですが、過去の自分と今の自分は違いますよね。
それなのに多くの人は、過去の自分が今の自分と思ってしまっているのです。
たとえば、小学生の時に親に◯◯と言われて、今もそう思っていたり、中学校の時に先生に◯◯と言われて、今も自分のことをそう思っていたりするんです。
過去の自分が今のセルフイメージになっているんですよね。
なので、意識的に変えようとしなければ、僕たちは過去の自分のままということなんです。
セルフイメージを書き換えるには?
セルフイメージを変える方法はたくさんありますが、おすすめは、未来からセルフイメージを決める方法です。
というのは、今までは過去の自分からセルフイメージを決めてきたと思いますが、それを今度は未来からセルフイメージを決めていくということです。
つまり、未来こうありたい理想の自分像があって、その自分像から今の自分を設定し、今の自分が過去の自分を変えていくという方法です。
たとえば、未来のこうありたい自分が、「世界中の人に自分のスキルを提供し、どんなことも前向きに挑戦する自分」とすると、今の自分に対するイメージも変わってきますよね。
今の自分が変われば、過去の自分への捉え方も変わってくるはずです。
自分をどういう人間であると思えるかが、これからの人生に大きく左右してきます。
自分のセルフイメージが変わってくると、食べ物や着る物、見えるものまで変わっていきます。
物事の解釈の仕方が変わる
一番変わるのが、物事の捉え方です。
同じ出来事が起こっても、ポジティブに捉える人とネガティブに捉える人がいます。
たとえば、僕の場合、大学の時に重度のアトピーになりましたが、当時は「何で自分だけこんな思いをしないといけないんだ」と思っていました。
でも今は、アトピーになって心から良かったと思っています。
なぜなら、アトピーになったことによって、これまで考えることのなかった自分の人生について考える機会をもらえたからです。
セルフイメージという単語もそのとき学びました。
セルフイメージが変わることによって、出来事や結果に対する解釈の仕方、意味付けも変わってきます。
つまり、過去への捉え方も変わってきます。おかけで、アトピーになったことが、辛い過去から良い過去になりました。
セルフイメージが人生を決めるといっても過言ではありませんので、あなたも今どんなセルフイメージを持っているか、なりたい自分になるにはどんなセルフイメージを持つべきか考えてみてください。