起業初心者なんですが、なかなかお客さんができずに商品も売れません。どのようにビジネスを組み立てていけばいいのでしょうか?
という質問をいただきましたので、今日は売れるビジネスの組み立て方を解説していきます。
ちなみに、この記事を書いている時点の僕はビジネス歴7年で、ネットビジネスもリアルビジネスも両方経験してきましたので、かなり再現性はあると思います。
売れるビジネスの全体像
売れているビジネスには共通点があります。それは、ビジネスのステップです。
今からお話しするステップ通りに構成されています。
このステップが理解できれば、ブログ業界でも、リアルビジネスでも、YouTubeでも成功することができます。
それに、なぜこのお店が繁盛しているのか、なぜこの企業が何十年も続いているのかについてもわかるようになります。
また、今まで僕たちは消費者として色々なものを買ってきたと思いますが、実は無意識に買わされていたということがわかるようになります。
それではそのステップを順番に解説していきます。
ステップ1:無料オファー
ステップ1が無料オファーです。無料プレゼントとも言いますね。
無料オファーは、自分のコンテンツを販売する前のステップになります。あなたのコンテンツに興味をもってもらうために、無料でプレゼントするモノ、これが、無料オファーです。要するに、無料お試しですね。
たとえば、
- メルマガを読んでもらうためにPDFを無料でプレゼント
- サプリメントを定期購入してもらうための無料お試しサンプル
- パン屋さんの試食コーナー
などが無料オファーにあたります。
ビジネス初心者の方は最初から商品を売ろうとしますが、まず無料オファーで興味のある人を集めることがビジネスがうまくいくコツです。ちなみにブログも無料オファーの1つです。
無料オファーは即効性がポイント
無料オファーは、即効性のあるモノであることがポイントです。無料の段階でお客さんに何かしらの成功体験をしてもらうことが重要です。
無料オファーを作るときに、多くの人がやってしまうのが、
無料だから適当でいいか~
と思って、全然価値のない無料オファーを作ってしまいます。
その無料オファーを受け取ったお客さんの気持ちを考えてみてください。
なんだ~たいしたことないな。この商品を買っても、どうせ大したことないんだから買わないでおこう
と思いますよね。
本当にビジネスでうまくいっている人というのは、無料オファーの段階から一番いいものを出してきます。「これはタダではあげたくないな~」と思うものを無料で出しています。
そうしないと商品は買ってもらえないんです。
無料オファーは、
- すぐに結果が出るモノ(もしくは実感させるモノ)
- 圧倒的なボリューム
このどちらかの要素が入っていることが重要です。
こうすれば、お客さんは、
これで無料なら有料はどれだけすごいんだろう!?買ってみよう!
となりますよね。
売る商品がなくならない?
無料オファーで一番いい商品を出してしまったら、その後で売るものがなくなるんじゃないですか?
と思っている人も多いと思いますが、実は、出せば出すほど新しいコンテンツを生み出せるようになります。
というのも、出せば出すほどお客さんから信頼されて、お客さんがどんどん増えていきますよね。お客さんから「次は〇〇な商品がほしい!」「〇〇なものを作って!」と言われるようになります。
そうすると、商品を頑張って作ってお客さんに応える必要がありますので、知識や情報、スキルを自分から得るようになりますよね。そうやってコンテンツを作り続けることができます。
うまくいかない人は出し惜しみする
ビジネスが上手くいっていない人は出し惜しみします。出し惜しみしているので、お客さんはできませんし、新しい知識を得たりスキルを学ぼうとしません。
どんどん出すべきなんです。出せば出すほど自分もお客さんも成長して、新しい知識やテクニックが身に付いていきます。
ステップ2:フロントエンド
ステップ2が、フロントエンドです。
ここで最初の商品・コンテンツを売ります。
たとえば、車の販売を例にとると、無料オファーは試乗で、フロントエンドが車です。パン屋さんの場合は、無料オファーが試食で、パンがフロントエンドです。
ステップ3:アップセル
ステップ3が、アップセルです。
アップセルとは、フロントエンドと同じタイミングで売るものです。
たとえば、マクドナルドでハンバーガーを買ったときに、「店員さんがポテトもいかがですか?」と聞かれることがあると思いますが、これがアップセルです。
車の場合は、フロントエンドが車で、アップセルがカーナビなどですね。
要するに、ついで買いです。
フロントエンドを買った瞬間は、財布の紐が緩みますよね。このタイミングに、フロントエンドの価値をさらに上げるようなものを売るというわけです。
そもそもアップセルが思いつかないんですが…
という人がいますが、それはお客さんのことを理解できていないからです。
お客さんのことが理解できていれば、どんなものを欲しているのかがわかりますよね。わからない人はまだリサーチが足りていないということですので、まずはお客さんを知るということから始めましょう。
最低でも5個ぐらいはアップセルを思いつくようにしましょう。
ステップ4:バックエンド
ステップ4は、バックエンドです。
アップセルとの違いは、売るタイミングです。
ビジネスが上手くいっている中小企業の多くは高額商品を持っていますが、これがバックエンドですね。
フロントエンドの商品だけだと利益はあまり見込めませんので、経営面を考えるとバックエンドによる戦略を考えることをおすすめします。
たとえば、スポーツジムの場合は、
- 無料オファー…無料体験
- フロントエンド…ジムに入会
- アップセル…プロテインやサプリメントなどの販売
- バックエンド…パーソナルトレーニング(1対1)
という戦略でビジネスをしているところが多いです。
個人ビジネスの方のバックエンド商品はあなたとの距離感で考えることをおすすめします。
たとえば、コーチングのお仕事をしている人の場合、
- 無料オファー…PDFレポート
- フロントエンド…セミナー(無料もしくは格安)
- アップセル…30分相談会(無料もしくは格安)
- バックエンド…3か月対面コーチング(30万円)
というイメージです。
こうやって組み立てると、毎月の収入も安定しますし、お客さんも成長しますので、かなり生活も安定し仕事も楽しくなってきます。
ステップ5:リピート性のあるバックエンド
ステップ5でリピート性のあるバックエンドです。要するに、月額課金モデル(サブスクリプション)の商品です。
これをビジネスに組み入れるとかなり楽になります。ジムもそうですよね。月額5000円~1万円ぐらいでやっているところが多いです。
僕自身、このサブスクのビジネスもやっています。今流行りのオンラインサロンのようなものです。
- コンテンツを作成する
- ステップメールと連動させる
という方法でサブスクのコンテンツを作成しています。
こうすると、一度コンテンツを作ってしまえば、あとはメールアドレスを登録した日から自動的に送られていくようになりますので、完全に自動化できます。
最初に登録をしてもらえれば、毎回セールスをする必要もないので、かなり楽になります。
さらに次のビジネスをしていきたい場合、そのビジネスに投資する時間が増えますので、サブスクのモデルもぜひ取り入れてみてください。
まとめ
以上、売れるビジネスの組み立て方について解説しましたが、いかがでしたか?
今一度、あなたのビジネスであてはめてみてください。
- 無料オファー…
- フロントエンド…
- アップセル…(最低5個)
- バックエンド…
- リピート性のあるバックエンド…
このステップでビジネスを組み立てるとかなり楽になり、プライベートも充実しますし、仕事もやりがいがでてきますので、ぜひ試してみてください。