小学校のころ、関東から北九州に転校してきて一番驚いたのが、「北九州弁がめちゃくちゃ怖い」ということでした。
普通に会話しているだけなのに、なぜか怒られている気分になっていたんですよね。
この記事では、北九州に転校して特に怖かった北九州弁を第4位から順番にご紹介しようと思います。
[kanren postid=”4012″]4位:「しゃーしー」
4位は「しゃーしー」です。
「うるさい」という意味ですが、北九州弁では「しゃーしー」と言います。
学校の先生が、教室の中が騒がしくて話せないときに、
きさんら、しゃーしーわ、黙っとれ!!
とよく怒っていました。めちゃくちゃ怖かったです。
3位:「おーちゃきー」
3位は「おーちゃきー」です。
「横着(おうちゃく)」+「い」の「横着い(おうちゃくい)」が変形して、「おーちゃきー」になっているので、意味は「生意気だ!」です。多分。笑
中学時代はサッカー部に所属していたのですが、先輩から、
おーちゃきーな、お前。
と言われたとき、意味がわからなすぎて震えました。笑
学校の友達には「おう」を省略して、「ちゃきー」と言っている人もいましたが、正直、意味不明でした。笑
北九州に転校してから20年近くなりますが、いまだに使ったことがありません。
2位:「なんしよんかちゃ」
2位は「なんしよんかちゃ」です。
意味は「何をしているの?(怒っているとき)」です。怒っていないときは「なんしよん?」ですね。
北九州弁では、怒っているときの疑問文の語尾に「かちゃ」を付けることが多いので、「なんしよん」+「かちゃ」で、「なんしよんかちゃ」です。
サッカーの試合で、ミスをしたときに先輩から、
おい!なんしよんかちゃ!!
って言われて、震えあがったのを覚えています。
試合中、味方のチームだけでなく、相手チームや監督の方からも、「おいちゃ!早く走れちゃ!」とか「なんち言いよんか、聞こえんちゃ!」とか、「ちゃっちゃ」「ちっち」聞こえるので、頭がおかしくなりそうでした。
怖すぎる方言を聞くたびに、「僕は北九州でやっていけるのだろうか」といつも不安になっていました。笑
1位:「きさん、ぶちくらすぞ」
1位に輝いたのは「きさん、ぶちくらすぞ!」です。
意味は、「お前、ぶん殴るぞ!」です。おそらく。
学校の先生からも言われたことがありますし、サッカー部の先輩から言われたこともあります。
最初聞いたときは、「え、くらす?一緒に暮らすのか?」と一瞬思いましたが、物凄い剣幕で言われることが多いので、そんなわけないですよね。とにかく怒られていることはわかりました。笑
おい、きさん、なんしよんかちゃ!しゃーしーわ!!ぶちくらすぞ!
という合わせ技も食らったことがあります。
こんな言葉使いは、関東ではもちろん、ヤクザ映画でも聞いたことのなかったので、ほんとトラウマレベルでした。
修羅の国、半端ねー(泣)。凄いところに来てしまった。。
って転校してからしばらくは思っていました。
あれから約20年が経ち、完全に北九州弁を使いこなせるようになりましたが、いまだに今日のベスト4は使ったことがありません。使っている自分が想像できません。笑
これが使えるようになったら、真の北九民になれるんでしょうか?