これからの時代、好きなことや趣味を仕事にすることは可能なんでしょうか?今はお金のために仕方なく好きではない仕事をしていますが、将来的に好きなことを仕事にできたらいいなと思っています。具体的なステップなど聞いてみたいです!
福岡はスタートアップが盛んなだけあって、こういった質問をよく受けます。
福岡カフェ会代表の宇佐美です。
好きなことを仕事にして10年になりますが、好きなことなので仕事という感覚はありません。お金の不安も全くなく、会社員の人に比べると、かなり自由な生活を送っています。
10年前に比べると2024年の今の方が、働き方改革による副業解禁といった流れもあるように、明らかに個人が働きやすくなっていますし、僕自身、かなり自由度は増したように感じます。
ちなみに、このサイトの福岡カフェ会も趣味が仕事になっているものの一つですし、ライフワークになっています。
こういう生活が憧れている方も多いと思うので、この記事では「好きなことや趣味が仕事になるのか」について実体験を入れつつ話していこうと思います。
結論:好きなことや趣味は仕事になります
僕もその一人ですが、僕の周りにも好きなことや趣味が仕事になっている人は結構多いです。
好きなことをがむしゃらにやっていたら、いつの間にか仕事になっていた人もいれば、趣味を仕事にするためにビジネスを勉強して仕事にしていった人もいます。
僕の場合は少し違って、大学のときに重度のアトピーになったんですよね。
アルバイトが全くできないぐらいひどかったので、ブログを始めたわけですが、そのブログが自分の性格に合っていて、気付いたときにはサラリーマンの平均年収ぐらいは稼げるようになっていました。
要するに、稼ぐために始めたものが、実は好きなものだったというパターンですね。
好きなことが仕事になるパターンをまとめると、
- 好きなことを夢中でやっていたら、いつの間にか仕事になっていた
- 趣味を仕事にするためにビジネスを勉強して仕事にしていった
- 稼ぐために始めたものが、結構好きなものだったので続けられた
大きく分けてこの3つがあります。
①が理想的ですが、運の要素が強いのでなかなかそういうわけにもいきませんし、③に関しては、「好きなものを仕事にするには?」という今日の論点と少しずれるので、今回は省略します。
この記事では②の「好きなことや趣味を仕事にするための方法」を説明していきます。
会社員思考を捨てて、起業家思考を身に付ける
好きなことや趣味を仕事にするには起業家志向というものを勉強する必要があります。
会社員のときは、営業の人は営業だけしていればよかったですよね。経理の人は経理だけしていればよかったですよね。
でも、起業(仕事)となると、集客からキャッシュになるまでの流れを一人でしなければなりません。しかも全て自己責任です。
なので、まずやるべきことは、これまでの会社員思考を捨てて、起業家思考を身に付けることです。
好きなことだけをしていたらお金が発生するということは「ほぼ」ありません。
YouTuberという働き方もある
「ほぼ」といったのは、たとえば、今流行のYouTuberやゲーム実況者は、広告収入でお金を稼いでいます。
YouTubeを見ていると、CMのような広告が流れますよね。
Googleと契約している企業がYouTubeにお金を払って広告を出しているわけですが、その一部がYouTuberに支払われるというわけです。
なので、こういった職業の人は、好きなことをしてお金を稼いでいると言えます。
とはいっても、今は芸能人までもが参入してきていますので、仕事として成り立つまでにはかなりの努力と時間が必要になります。
起業家思考を身に付けるためには?
では、起業家思考を身に付けるためにはどうすればいいのかいうと、一番早いのは、上手くいっている起業家の知り合いを作るということです。
ミラーニューロン
ミラーニューロンという言葉をご存知ですか?
これは、イタリアのパルマ大学のジャコーモ・リツォラッティさんが発見した神経細胞のことですが、簡単に言えば、僕たち人間は無意識のうちに、周囲の収入や思考、行動、習慣が似てきてしまうという恐ろしい神経細胞のことです。
僕たちの細胞には、近しい友人や家族などに嫌でも似てきてしまう性質があるのです。
ミラーニューロンの例としてよく挙げられるのが、「自分の収入は親しい友だちとだいたい同じになる」といった話もあります。
よく一緒にいるお友達を思い浮かべてみてください。
こういう話をすると、
「私は周りの人の影響なんて全然受けてないですよ!自分は自分です!」
と言ってくる人がいますが、そういう方でも無意識に周りの人の影響を受けているんです。
なので、あなたが本当に「起業して頑張りたい!」「好きなことを仕事にしたい!」と思うのであれば、まずは、周りの環境を変えていくことが第一ステップです。
たとえば、好きなことで起業して上手くっている人と常に一緒に行動したり、逆に、「この人は愚痴ばかり言うし、自分のためにならないな」と思う人とはなるべく距離を置いたりということです。
できれば、あなたの趣味や好きなことを仕事にして活躍している人と一緒にいたり、メンターになってもらうことをおすすめします。
メンターとは、指導者と訳されたりしますが、「将来の理想の自分像のモデルとなる存在」のことを指します。師匠みたいなイメージです。
僕自身、大学生のころはメンターとなる存在が何名かいました。
彼らと一緒に旅行をしたり、話し方や文章の書き方まで何度も真似したりすることで、1年経ったときには、似たような価値観や考え方、収入になっていました。
それぐらい近くにいる人の影響は強いということです。
メンターとの出会い方
どうすればメンターとなる存在に出会えるの?
今はインターネットの時代です。2019年現在、SNSをしていない人の方が珍しいぐらいです。
なので、あなたが目指すべき存在であるメンターは、かなり高い確率でSNSやブログ、YouTubeなどをしています。そこに連絡を取ればいいのです。
ベーコン指数
ベーコン指数というのをご存知ですか?
「すべての人やものは6ステップ以内でつながる」という「6次の隔たり」という仮説があるのですが、その検証として、アメリカのオルブライト大学の大学生4人組が考えた指数です。
ちょっとわかりにくいと思うので、わかりやすく説明しますと、ハリウッド俳優のケビンベーコンさんっていますよね。
この「ケビンベーコンさんに会うためには何人経由すればいいのか」についてこの大学生4人組が調査したのです。
ケビンベーコンさんを1とカウントします。次に、彼と共演した人を2とカウントしていきます。
共演した人の友達を3、友達の友達を…とやっていくと、ケビンベーコンさんだけでなく、世界中の俳優は「6人以内で会うことができる」という結果がでました。
たとえば、僕がケヴィンベーコンさんに会いたいときは、まず、「ケヴィンベーコンさんと共演した日本人は誰かな」と調べていきます。
日本人では役所広司さんや吉岡秀隆さんが共演しています。日本人だと少しハードルが下がりますよね。
次に、彼らと共演した日本人の若手俳優さんを探していきます。
東京でイベンターとして活動していた時期もあり、多少は芸能関係の知り合いもいるので、彼らに連絡をとってみます。
こういう風にしていけば、6人以内でどんな人でも会うことができるわけなんです。
今の時代、誰とでも繋がることができます。
ぜひ、あなただけのメンター探しをやってみてください。
まとめ
好きなことを仕事にするためには、
- 上手くいっている起業家の知り合いを作る
- 理想的なメンターを見つける
この2つです。ぜひ参考にしてみてください^^