こんにちは!福岡カフェ会代表のうさみです。
カフェといえばスイーツですが、今日はカフェで話せる洋菓子の語源・由来クイズを10問ご用意しました。
カフェでのデート中やお仕事の商談中などで話題に困ったときにも使えますので、コーヒーでも飲みながらトライしてみてください。
下の解説はクイズ後に読んでね!
スイーツ語源クイズ!
1.シュークリームの「シュー」って?
正解は、「キャベツ」でした!
シュークリームの「シュー」とは、フランス語で「キャベツ」という意味です。
シュークリームはフランス語で「シュー・ア・ラ・クレーム」といいます。
シュークリームはそこに「クリーム」という英語をつけた和製外来語で、「クリームの入ったキャベツ」という意味になります。
なぜ「シュー」なのかというと、単純に形がキャベツに似ていたからだそうです。笑
ちなみに、先ほど和製外来語と言いましたが、日本以外でシュークリームと言っても通じませんのでご注意を。
たとえば、アメリカのカフェで
シュークリーム、プリーズ!
えええ?靴(shoe)のクリーム?日本人ヤベー
と勘違いしてしまって、クリームまみれの靴が出てきてしまうかもしれませんよ。笑
ちなみに英語でシュークリームは、「クリームパフ(cream puff)」と言います。
2.ティラミスの語源の「Tirami su!」は、イタリア語でどういう意味?
正解は、「私を元気づけて!」でした。
コンビニスイーツの定番でもあるティラミスですが、問題文にもあったように、これはイタリア語の「tiramisu」からの外来語です。
- 「tira」…引っ張って
- 「mi」…私を
- 「su」…上へ
という意味なので、直訳すると、「私を上へ引っ張って」という意味ですね。
転じて、
- 「私を元気づけて!」
- 「私を励まして!」
- 「私を天国に連れてって!」
といった意味になります。
意味深なティラミスですが(笑)、調べてみるとやはり意味深でした。。
ティラミスの材料であるマスカルポーネチーズはイタリアでは古くから精力がつく食べ物として有名なんだそうです。
イタリアでティラミスが食卓に出ると、
今晩、よろしくね~(*・ω・*)ポッ
という奥さんや恋人からのサインの役目もあるみたいです。笑
イタリアではティラミスは夜にしか出さない店もあるそうです。
まさかティラミスにこんなアダルティな意味があったとは。。
なんかもう気にしちゃって、お店で買えないじゃないですか~~笑
3.バームクーヘンの名前の由来は?
正解は、「木のケーキ」でした!
これは簡単だったと思います。見た目通りですからね~
バームクーヘンはドイツ発祥の焼き菓子で、
- バーム(Baum)は「木」
- クーヘン(Kuchen)は「ケーキ」
を意味します。
バームクーヘンの名前の由来は、なんとなく形でお分かりだと思いますが、その断面にあります。
何層にも重なった模様が特徴的で、木の年輪にそっくりですよね。
この模様が年輪に似ていることから、バームクーヘンと名付けられました。
4.エクレアは、フランス語「エクレール」からの外来語ですが、では「エクレール」とは何を意味する言葉?
正解は、「雷・稲妻」でした!
問題文にもありましたが、エクレアはフランス語の「エクレール」からの外来語です。
正式名称は、フランス語で『エクレール・オ・ショコラ(éclair au chocolat)』です。
「エクレール」は「稲妻」「電光」を意味する言葉ですが、いくつか諸説あるそうですね。
- エクレアの中のクリームが飛び出さないように(or チョコレートが溶ける前に)、稲妻のようなスピードで食べないといけないことから
- エクレアの生地に入った割れ目が稲妻のように見えることから
- 表面のチョコレートに光が反射して稲妻のように見えることから
- 感電するほど美味しいことから
など諸説あります。
有力なのは、1番目の素早く食べるという説です。
ちなみに、エクレアとシュークリームの違いは、
- 形状
- チョコレートがかかっているか
の違いで、エクレアはシュークリームをアレンジしたものです。
5.モンブランの名前の由来は?
正解は、「白い山」でした!
モンブランは、プリンやシュークリーム、ショートケーキと共に「洋菓子の四天王」と呼ばれていますが、モンブランの由来は、ヨーロッパ最高峰の山である「モンブラン」から来ています。
モンブランの正式名称は「Mont Blanc aux Marrons(モンブラン・オ・マロン)」です。
フランス語で
- 「Mont」は「山」
- 「Blanc」は「白い」
という意味です。その名の通り、山のモンブランは夏も白く輝いています。
洋菓子のモンブランの上にかけられている白い粉砂糖は、「雪」を表しているそうです。
もしかしたら、螺旋状にまかれているクリームは、登山道を表現しているのかもしれないですね~
モンブラン=栗ではない!?
モンブランは「栗」のイメージがあると思いますが、モンブラン=栗というわけではないみたいです。
そもそも、日本で最初にモンブランを作ったのは、東京の洋菓子屋さんの店主の迫田千万億(さこたちまお)さんという方です。
彼が栗を使用したモンブランを仕立て、多くの人に広めるために商標登録しなかったことで、全国に普及することになりました。
そのため、「モンブラン=栗」というイメージがついたということですね。
栗のモンブランの他にも、抹茶やチョコレート、さつまいも、桜、イチゴ、紫芋などのモンブランがあります。
6.チュロスの発祥地はスペインですが、スペイン語でどういう意味?
正解は、「誰でも簡単に作れる」です!
チュロスというのは、皆さん大好きテーマパークでおなじみのスティック型の揚げ菓子です。定番の食べ歩きアイテムですよね。
チュロスは、スペインでは伝統的な朝食として広く親しまれていて、以前スペインに行ったときに街をブラブラしているとチュロスのお店の多さにびっくりしました。。
ホットチョコレートと組み合わせると最高に美味しいですよ。笑
チュロスの誕生は、いくつか諸説がありますが、スペインの羊飼いが、長期に渡る野外生活の中で、簡易にできるパンの代用として作られたという説や、オスマントルコがスペイン領土に攻め入った頃に誕生したという説があります。
ちなみに、スペインのチュロスは小さめのサイズですが、日本の遊園地等で見られるチュロスはアメリカのサイズです。
チュロスとチュリトスの違いは?
チュリトスとは、株式会社ジールハウスがチュロスを日本に輸入するときに商標登録した名称です。
つまり、チュリトスは商品名で、チュロスは一般名称ということになります。
7.パウンドケーキの名前の由来は?
正解は、「材料を1ポンド(pound)ずつ使うこと」でした!
パウンドケーキの名前の由来は、小麦粉、バター、砂糖、卵をそれぞれ1ポンド(約450g)ずつ使って作ることから名付けられました。
パウンドケーキはイギリスで誕生しました。
18世紀後半には、砂糖漬けにしたフルーツを多く使ったパウンドケーキにシュガーコートして3段重ねにしたものをウェディングケーキにしていたそうですね。
ちなみに、フランスでは「カトル・カール(quatre quarts)」と言って、「4分の4」という意味です。これも材料を4分の1ずつ使って作ることからきています。
ウェディングケーキが3段の理由は?
- 1段目(下段)は、出席した方のため
- 2段目(中段)は当日参加できなかった方へのため
- 3段目(上段)は結婚記念日や将来生まれてくる子供のため
3段目(上段)は保管しておいて結婚1周年の記念や第一子が生まれたときに食べるため、スパイスやドライフルーツ、砂糖をふんだんに使って長期間保存できるようにしているそうです。
8.ショートケーキの名前の由来は?
正解は、「砕けやすい」でした!
ショート(short)というと「短い」という意味を思い浮かべるかもしれませんが、ショートには「砕けやすい、もろい、サクサク」といった意味があります。
クッキーやビスケットを作るときにサクサク感を出すためにショートニングを使うことがありますが、それを知っていた人はピンと来たかもしれませんね。
要するに、ショートケーキは、ショートニングを入れて焼いたケーキというわけです。
ん? サクサクのショートケーキ?
そう思いますよね。笑
確かに僕たちが知っているショートケーキは、スポンジケーキを土台にした柔らかいケーキですよね。
でも、ショートケーキの発祥地であるアメリカの元祖ショートケーキは、なんとサクサクのビスケット生地だったそうです。
その後、日本にやってきて、ビスケットを柔らかいスポンジケーキに改良して、今のフワフワの姿になったんだそうです。
毎月22日はショートケーキの日
毎月22日はショートケーキの日と言われています。
カレンダーを見るとわかりやすいですが、どの月も22日の真上に15日がありますよね。
15は「いちご」と読めますので、“22の上に15(いちご)がのっている”ということで、22日はショートケーキの日と決められたそうです。
9.ワッフルの名前の由来は?
正解は、「ハチの巣」でした!
これは簡単だったと思います。笑
ワッフルと蜂の巣そっくりですもんね~
ワッフルは、オランダ語で「蜂の巣」を意味する「wafel」に由来します。
アメリカに移住したオランダ人が、表面が蜂の巣模様のパンケーキを見て、
ワーオ!蜂の巣(wafel)ミタイナ食ベ物ダネ~
ということで、そのパンケーキを「wafel」と呼んでいたそうです。
それが英語化して「waffle」になり、アメリカ経由で日本に入ってきたため、日本ではワッフルと呼ばれています。
10.パンナコッタの名前の由来にも関係する主な材料は?
正解は、「生クリーム」でした!
イタリア語で
- 「パンナ(panna)」は「生クリーム」
- 「コッタ(cotta)」は「煮つめる」
という意味で、直訳すると「生クリームを煮たお菓子」となります。
パンナコッタはイタリア発祥のお菓子で、昔は家庭菓子として親しまれていたようですね。
日本では1992年にサントリーがパンナコッタの粉末を発売して、その後1993年に森永乳業がカップ入りのパンナコッタを発売したことでブームになったと言われています。
ババロアとの違い
パンナコッタとババロアの違いって何?
ババロアは、卵と牛乳、砂糖をベースに作ったアングレーズソースにゼラチンと泡立てた生クリームを加えて、冷やして固めたものです。
ババロアがパンナコッタと違う点は、
- 卵が入っている
- 生クリームを泡立てる
という点です。
プリンがパンナコッタの違う点は、
- 卵を使っている
- ゼラチンを使わず蒸し焼きにして固める
という点です。
最後に
いかがでしたでしょうか?
スイーツ見ているとお腹空いてきますね~
スイーツの語源や由来は調べてみるととても面白いので、気になるスイーツがあったらぜひ調べてみてください!
新たな発見があるかもしれませんよ^^